みなさんはホストに対してどのようなイメージを持たれているでしょうか?
「ホストってテキトーな性格の人が多そう」、「どうせ約束守らないんでしょ」なんてイメージ、お持ちではありませんか?
確かにこのようなホストも中にはいます。
しかし、お客様に信頼され、何年、何十年も指名を取り続けているホストがいることもまた事実です。
では、お客様に信頼されるホストは周りのホストたちに比べてどこが優れているのでしょうか。
これを読めばあなたも一流ホストになれるかも!?
今回はお客様に信頼される方法を、歌舞伎町ホストに聞いてみました!
ホストが信頼されるのは意外と簡単!?
「週末は一緒に出かけようよ」、「今度二人きりで飲みに行こう」などと言いながらも、実行しないホストがいます。
このような適当なホストは、残念ながら少なからず、います。
そのようなホストの良くない噂が広まり、「ホストは女の子を騙すもの」という職業的なイメージができてしまうこともあります。
残念なことに、こうした噂が少なくないことから、ホストはもともと信用されていないと言えます。笑
しかし、これこそチャンスなのです。
ホストに対する悪いイメージを逆手に取り、信頼を積み重ねるために小さい約束をコツコツと守り続けていけばいいのですから。
ちょっと気取って説明。ステレオタイプ理論って?
心理学に「ステレオタイプ理論」というものがあります。「ステレオタイプ」とは「先入観」のこと。
たいていの人は職業に対して思い込みやイメージを持っています。
医者はみんな白衣を着ているという固定観念や、医者が述べた病気についての意見は絶対的に信頼できる、電車の運転手はみんな真面目な人だなどとレッテルを張ります。
一方で、実際には白衣を着ていない医者もいますし、時には医者が言ったことが間違っていたなんてこともあります。
しかし、多くの人は上記のような先入観・固定観念から、「医者が言ったことは絶対に正しい(はずだ)」と思ってしまいます。
これと同様、ホストの「約束を守らない」「女の子を騙す」というイメージはステレオタイプ理論に当てはまるのですが、だからこそこれを逆手に取ればいいのです。
約束を必ず守ることで、信頼を勝ち取る。
ステレオタイプ理論とは、簡単に言い換えると「ギャップ」なんて言い方もできるかもしれません!
つまり、「ホストは嘘をつくのが当たり前」と思っている相手には、嘘をつかず、誠実な対応を心がけて実践するだけで、良い印象を与えることができるのです。
個人的な体験から言いますと、お客樣の信頼を確実なものにするために最も重要なことは何かというと、「約束を必ず守ること」だと思っています。
非常にシンプルなことですが、歌舞伎町ホストである私は絶対に約束を守ります。
たとえば、待ち合わせの時間などに、”1分でも”遅れないよう、しっかり自己管理をする努力をするだとか。
私の場合はあまりかっこよくないので、ここで差をつけるしかないのです(笑)
ただ、非常に多くのお客様を相手にするホストたちは、お客様の情報を忘れることがあるでしょう。
お客様との予定を忘れていると約束などをすっぽかしてしまうなどしかねません。
そんな時は、お客様との会話中に言われたことをパッとメモを取ればいいのです。
お客様との会話中でも「ちょっと待って、それメモしておくね」と言えば相手も嫌な気はしないはず。
むしろ、「ホストがメモを取るの!?」と驚かれる方も、中にはいらっしゃいます。
ちなみに、お客様の誕生日、好きなお酒、趣味などは最低でも押さえておくべきです。
相手のことを正しく知っておくことによって約束を確実に守ることにもつながります。
この点では、一般企業の営業マンと何も変わらないのかもしれません。
単純接触効果を使ってみよう。
人はあるものを何度も見たり聞いたりすると自然と好きになっていくという傾向があります。
別名、「ザイアンスの法則」と呼ばれるこの法則は、私たちの身近なところでも日々起こっています。
例えば、最初はあまりいいと思わなかった曲でもCMで何度も聞いていると自然と好きになっていたり。
また、あまり話したことがない人でも会うたびに向こうから挨拶してくれれば好感が持てたり。
そういう経験はありませんか?
これをホストの場面でも応用すればいいのです。
実際に私はお客様と会う回数を多くしています。
一人のお客様に対して、1日で4時間会うより、1時間を4回過ごした方がより強く好感を持ってくれるように思います。
私はこのようにして、お客様の信頼を得るために工夫をしていたりします。
ホストがお客様に信頼される方法 〜まとめ〜
いかがでしたか?
お客様に信頼されてこそ一流のホストですよね!
そんな一流ホストを目指して、ホストの聖地「歌舞伎町」で、私たちと一緒に切磋琢磨しながら働いてみませんか?