どもども。
歌舞伎町でホストクラブを経営するNGG(NEW GENERATION GROUP=ニュージェネレーショングループ)オーナーの桑田龍征です。
今回は「社長が遊ぶことが大事な理由」について書いてみます。
社長の遊びは「新しい情報収集」
ある仲間の社長が「遊びみたいなことを経費にするとスタッフから怒られそうで嫌だ」と僕に言ったことがありました。
そのとき僕は「バカ言ってんじゃねーよ! お前の好きなものに好きなように金使うように頑張るのが経理だろ」と答えました。
社長がいろんな場所に遊びに行くことは、会社を成長させる上で実はすごく大事なことなんです。
なぜなら、社長というのは新しい情報をキャッチする能力やマーケティングのセンスが高いから。
そういう人間は、新しい遊びや体験をするたびに、新しいビジネスの種を持ち帰ることができます。
だから僕が社員の立場なら、「もっといろんな所へ行ってください。この会社にとって有益な情報を取ってきてください」と言いますね。
ただし、社長自身が「会社のために遊んでるんだ」と言ってしまうと反発を招きます。
ここは「ボイスチェンジ」が必要です。
「会社を成長させて、社員を幸せにするために情報を取ってきている」と表現することで、伝わり方が全く変わります。
しかし社長は往々にして、言わなくてもいいことを言って損してしまうものです。
だからこそ、社内に「社長がああやって動き回っているから成果が出る。売上も上がり、自分たちの給料も上がって、みんな幸せになれる」と代弁してくれる“ボイスチェンジャー”の社員がいると、組織の雰囲気は大きく良くなります。
社長と同じ「時間軸」で動けるか
僕は遊んでばかりいるわけではなく、実際には他の社員よりも長く働いています。
パワハラとは言いたくないですが、かなりパワープレーで引っ張るタイプです。
理由は「俺が一番働くから、お前らは2番目か3番目に働けよ」という姿勢だから。
正直、怖い社長だと思われることもあります。
なので「俺と時間軸が合わない人は側近になれない」とよく言います。
僕が「今日は撮影するぞ!」というときに「今は無理です」と返す人とは仕事できません。
僕がノッて仕事をしているときに一緒にノッて、弾けて遊んでいるときは一緒に遊ぶ。休むときは一緒に休める。
そして、仕事モードのときは自分から貪欲に来てくれる人じゃないと一緒にやれません。
これは能力ではなく「相性」の問題です。
ヒカルくんの場合も同じで、彼と時間軸が合わない人は側近になれないと思います。
もし「憧れている社長の力になりたい」と思うなら、まずはその人と同じ時間軸で動くことを意識してください。
同じ時間を共有できれば、その人にとって大きな力になります。
成功できる社長の最低条件
社長は遊んでいるように見えても、謙虚さを忘れず、そこから学びを得る姿勢が必要です。
結局、経営者として大事なのは「自分の努力にどれだけ謙虚でいられるか」だと思います。
そして、遊びの中で同じ志を持つ仲間が自然と集まり、人脈が広がっていく。
それが結果的にお客さんを呼ぶことにつながります。
どんな商売でも成功する秘訣は「自分でお客さんを10人呼べるかどうか」です。
営業は社長がやらないといけません。
遊びながら人脈を広げつつ、謙虚に努力を続け、自分でお客さんを呼べる社長であること。
それが、経営者として成長し続けるための最低条件だと僕は思います。