どもども。
歌舞伎町でホストクラブを経営するNGG(NEW GENERATION GROUP=ニュージェネレーショングループ)オーナーの桑田龍征です。
今回は体調を崩したことをきっかけに、仕事や役割の見直しを決めた話を書いてみます。
「寝ても疲れが取れない」39歳の壁と体の異変
先日ハワイから帰ってきてすぐ、また体調を崩しました。
去年の11月から続いた不調もあって、これで2度目の「ガツンとくる」感じのショックです。
今回は喉は何ともないけど、朝からズキズキする頭痛がひどくて、ずっと辛い。寝ても全然回復しない感じでした。
「これ、ストレスが原因なんじゃないか?」「俺、なんか抱え込みすぎてない?」と、さすがに思いはじめました。
で、正直に言うと、今回ばかりは「本気で仕事を減らそう」と腹を決めました。
いま僕の中で最優先なのは「自分の体を守ること」
最近、僕の仕事のクオリティーはどんどん上がっています。
自分でも「今の自分、めっちゃ仕事できてるな」と感じます。
視野が広がって、時系列でも空間的にも物事が立体的に見えてきて、「こうしたらこうなるな」って道筋がハッキリ見えるんです。
でも、その「見える状態」を維持するには、とにかくエネルギーを消費します。
頭がずっと働きっぱなしだから、全然休まらないんです。
若いときなら乗り越えられたのかもしれないけど、39歳の今はそうはいかない。たぶん自律神経も乱れてるんでしょう。
だから今考えてるのは、「自分の体をどう守るか」だけ。
これができなきゃ、周りを守ることもできないと、本気で思ってます。
「全部自分でやらなくていい」に、やっと気づいた
今回、何本かの仕事をキャンセルしたり、代打にお願いしたりして乗り越えましたが、そこで気づいたのは「そもそも自分が全部やらなくてもいいんじゃないか?」ということでした。
実際、僕がいないときでも『通販の虎』の撮影はうまくいっていました。
だったら『通販の虎』も副主宰をちゃんと決めてもいいんじゃないかと思っています。
『通販の虎』は一応はヒカルとのダブル主宰って形ではあるけど、ヒカルにはヒカルのチャンネルがあるから、頻繁に出られるわけでもない。
だったら、「桑田がいないときはこの人がやる」っていう副主宰を明確にして、僕自身の負担を減らそうと思いました。
僕が倒れたら、関わってくれてる人みんなにダメージが出るんだから、これは「自分のため」でもあり「みんなのため」でもあると思っています。
令和の虎も「出ない役割」を作るフェーズへ
総合演出も担当していますが、並行して出演するのは本当にしんどいです。
出演中も「この発言、言ったほうがいいかな」とか「今グルチャ動かさないと」とか、頭の中は常に回転していて、裏方としての動きもしています。
だから最近思ってるのは、「演出に専念できるポジションを作るべきなんじゃないか」ってこと。
たとえば、最後のほうの岩井さんが横に座ってたじゃないですか?
あの位置が理想なんです。何かあったら声を出す。それくらいの役割で、番組全体の流れを整える立場。
僕は虎のメンバーの活躍を邪魔するつもりはもちろんないし、番組がより良くなるように導いていくのが自分の役割です。
でも今は、「主宰と総合演出を両方やる」のは無理があると思ってます。
だから今後はもっとやり方を変えていくつもりです。それが自分の体のためであり、みんなの未来のためでもあるから。
まとめ:自分を大事にすることが、組織を守ることにつながる
今まで「自分が頑張ればなんとかなる」と思ってやってきたけど、体を壊してようやく気づきました。
これからは「頑張ること」よりも、「任せること」を覚えていこうと思います。
自分を過小評価するんじゃなくて、自分の価値をちゃんと認識して、「無理しない」選択をしていきたい。
そして、「自分がいないと回らない組織」から、より「誰がいなくても前に進める組織」へと進化させていきたいと思います。