ホストとして働くために整った容姿やお酒の強さなども大切ですが、お客様と時間をかけて過ごしていくうえで最も大切なのは、相手に喜んでもらえるようなトークをすることです。
正しく、思いやりのこもった言葉遣いができないと、大物ホストになることは一生できないでしょう。
この記事では、「ホストとして相手に不快感を与えないような言葉遣い」,「お客様から『もっと時間を一緒に過ごしたい!』と思ってもらえるようなトーク術」を紹介します。
ホストとして働く際の基本であり、一流と二流三流を分ける究極のスキルでもあるので、ぜひ参考にしてください。
1. トークの基本は言葉遣いから
トーク術といっても具体的にどういうものがあるのでしょうか。
ここでは細かなものから、実際にお客様を楽しませるものまで詳しく解説します。
1.1 丁寧語を使いこなそう
ホストは一般的な接客業とは少し違うものの、お客様に居心地の良い空間を提供するという面においては目的とするところは同じです。
相手に不快感を抱かせてしまうことがないよう、丁寧な言葉遣いを心がけるようにしましょう。
例えば、「わかりました」という表現は「かしこまりました」という表現に変えることができますし、「すみません」は「申し訳ございません」に変えることがより丁寧な表現として好まれて用いられています。
このような丁寧語は、マニュアルを一度読んだだけではなかなか身につかず、自然に敬意のこもった仕方で言えるようになるには時間がかかるものです。
日ごろから意識して目上の人に丁寧な言葉遣いをすることによって、ホストとして働くときにも自然につかいこなすことができるでしょう。
1.2 挨拶をしっかりしよう
人間関係を築くうえで挨拶が大切なのは言うまでもありませんが、一流のホストとして働いていくためには、普通以上に気を付ける必要があります。
例えば、
・お客様のところに座る場合には「失礼いたします」
・お酒をいただくときには「いただきます」
・席を離れる時には「ごちそうさまでした」
・待たせてしまったお客様には「お待たせいたしました」
・会話や質問を始める時に「恐れ入りますが…」と切り出す
などの基本を押さえて、丁寧で敬意のこもった言葉遣いができるように心がけましょう。
また、感謝の気持ちを言葉に表すことは、謙虚さや誠実さなどの印象を相手に与える、お互いの信頼関係を築くうえで無くてはならないことです。
お客様がお店を出る時には「ありがとうございました」といいますが、最後の挨拶の時だけでなく、「ありがとう」という言葉を会話の節々に織り込んで積極的に使うようにしましょう。
1.3 女性を楽しませるトークのコツとは
トークのコツはズバリ、”相手の話を聞くこと”です。
女性は会話を聞くより話したいタイプの人が多いので、聞く時間と話す時間のバランスに注意するようにしましょう。
しかし、相手に話をしてもらいたいがために込み入った質問をして相手を困らせることのないように気を付けましょう。
特に、年齢や職業に関しては自分から質問してはならないとされています。
また、「はい」か「いいえ」だけで答えられるような質問も会話が続かないので避けましょう。
もちろん、話すのが好きか聞くのが好きかは相手の性格によって異なりますが、相手に不快感を抱かせてしまうことのないように、観察力を働かせるのがカギになるでしょう。
2. まとめ
ホストとして働く場合にも、接客業と同じくお客様に心地よく楽しんでいただくということが大切です。
そのために、
- しっかりとした丁寧な言葉遣いで話す
- 挨拶と感謝は欠かさない
- 女性の雰囲気を見きわめて適切な質問をする
ということが大切です。
一流ホストも欠かさずにおこなっている点ですので、これらを常に心がけて人気ホストを目指しましょう。