ホストクラブの移籍は、自分に合ったお店を選んで新しい環境で心機一転挑戦する大切な工程です。
現在有名なホストも、たくさんのお店やグループで経験を積んだ方がたくさんいます。
しかし、そこは狭い夜の世界のこと、移籍をする前にきちんと筋を通す必要があります。
今回は、ホストクラブを移籍する際に守るべきルールと、事前に知っておきたい注意点を解説します。
ホストの移籍とは?
ホストの移籍とは、「ホストという職業を続けながら他店に移動する」ことを意味します。
移籍する理由としては色々とあり、
- 今いる店舗だと思うように売れない
- お店の制度や集客力などに不満がある
- より高いレベルのお店に挑戦したい
- 地方→都市部の店舗に移りたい
- 信頼している先輩ホストや経営陣が独立するのについていく
- 何かトラブルを起こした
- 在籍するグループが新店を出す
などが多いですね。
とはいえ、ホストを含めた水商売の世界では有名ホストであっても移籍したり、お店を変えることは珍しくありません。
ある程度実績のあるホストであれば、移籍後のお店では待遇が良くなることが多いです。
ホストクラブの移籍には2パターンある
ホストクラブの移籍には、
- グループ内の系列店への移籍
- 無関係の他店への移籍
の2つのパターンがあります。
グループ内の系列店への移籍
グループ内の系列店への移籍は割とスムーズに行えます。
同じグループ内でも店舗ごとにカラーが大きく違うので、今いるお店がしっくりこないと感じている場合はまずグループ内で移籍してみても良いかもしれません。
その際なんとなく移籍先を選ばずに、客層・お店のカラー・在籍キャストのキャラクターや売上などを分析しておくことをおすすめします。
友達や知り合いがいるお店なら、自分で実際に飲みに行ってもよいでしょう。
また、グループ内で新店を出す際、ある程度経験があるキャストをそこに移籍させることもあります。
そういった場合は、単にお店で接客するだけでなく、新人ホストやスタッフのサポートなどもしなくてはなりません。
グループと無関係のお店への移籍
グループとは無関係のお店へ移籍する場合、全くの新天地で再スタートを切ることになります。
数ある中からお店選びをするので大変かもしれませんが、時間をかけて自分に合ったお店を選びましょう。
移籍したいお店を見つけたら移籍したい旨を伝えて、移籍日や条件面の話を決めていきます。
その後、今在籍しているお店に辞意を伝えましょう。
前のお店を退店してからすぐ移籍先で活躍することもあれば、少し期間を置いてから移籍先のお店で名前が出ることもあります。
ホストクラブを円滑に移籍する方法
ホストクラブの移籍を円滑に勧めたい場合、気を付けるべき3つのポイントについて見ていきましょう。
店舗に余裕をもって退店の意思を伝える
前のお店との遺恨を残さないためには、余裕を持ってこの時期までに辞めたいことを伝えましょう。
労働基準法では労働者は雇用主に2週間前に辞意を伝えれば良いとされていますが、円滑に辞めるためには1~2ヶ月前には相談しておくことをおすすめします。
水商売は自由な面もありますが筋を通すことを重んじる文化も根強いので、事前相談の有無で印象が大きく変わります。
特に売れている人は数ヵ月前の時点で辞めようと考えていることを伝えて、退店日をあらかじめ決めるとスムーズです。
同じエリア内で移籍する場合は、飛んだり、クビにされるようなトラブルを起こしたりするような行為はやめましょう。
業界内で悪評が立つと、場合によっては移籍できなくなる恐れがあります。
売掛金がある場合は清算する
売掛金とは、お客様が入れたボトル等の料金を締め日までに回収するシステムです。
この売掛金がある状態だと退店や移籍はできません。
お客様に売掛金の残りを払ってもらうか、自分で金額を立て替えましょう。
売掛金の請求は正当な権利ですが、恐喝や住居侵入など不当な行為は行わないでください。
お店やお客様の情報は移籍先には漏らさない
在籍していたお店の情報やお客様については、守秘義務があります。
むやみに他のお店のスタッフに伝えてはいけません。
特にお客様の個人情報の取り扱いには気を付けましょう。
実績のあるホストには移籍金がもらえることも
売上実績のあるホストが移籍する場合、移籍金がもらえることもあります。
有名ホストだと、移籍金だけで巨額のお金が動くことも。
移籍金の額はその人の売上によって異なりますが、知名度がなくても移籍金がもらえるホストクラブも少なくありません。
その場合は、移籍したお店に給与明細などを提示するのが一般的です。
移籍金は一括か分割か確認
移籍金の金額が大きいと一括で支給されるのではなく、分割で毎月支払われるか、入店後一定以上の売上を上げた時に支払われることが多いです。
移籍金の支払い方法については、あらかじめ担当者に確認していきましょう。
もしも退店や移籍が認められなかったら
今いるお店から退店や移籍が認められない場合もあります。
まず、退店が認められない場合は早い段階でナイトワークに強い弁護士に相談しましょう。
法律的には退店予定日2週間前に辞意を伝えれば退店可能ですが、それが認められなかったり、話し合いをしてもらない場合は弁護士に依頼して内容証明を送ります。
退職内容証明は、
- 退職届の発送日
- 退職届の郵送の証明
- 退職届に記載された内容
- 退職するお店の会社名と責任者
を記入して内容証明郵便で送ります。
入店時や退店の意思を伝えた時にお店に有利な契約書を提示されることがあります。
その場合も弁護士同席、または代理人による話し合いをしましょう。
移籍するお店によっては、そのお店やグループの顧問弁護士が相談に乗ってくれることがあります。
LINEの履歴を残して置いたり、電話や話し合い時の内容を録音しておくことをおすすめします。
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まとめ
ホストの移籍は、今よりも大きく飛躍できるチャンスです。
努力しているけどいまいち結果が出ない、ホストとしてもっと上を目指したいという方は新しいお店に移るという選択肢も考えてみてはいかがでしょうか。
トラブルが起こることもありますが、正直時間と手間もかかりますし、ストレスによる負担もかなりのものがあります。
自分ひとりで対応することが難しいと感じたらなるべく早く弁護士など専門家に依頼しましょう。
余裕があれば退店・移籍すると決めた時点で相談しておいてもいいですね。
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