どもども。歌舞伎町でホストクラブを経営するNGG(NEW GENERATION GROUP=ニュージェネレーショングループ)オーナーの桑田龍征です。
今回は、昨年12月に最高月商を達成し、先日ロゴのリニューアルも行った「ズムホス!」について書いてみたいと思います。
コロナ禍で苦肉の策で始めたサービスだった
あらためて説明をしておくと、「ズムホス!」はテレビ会議アプリzoomを利用したサービスです。
分かりやすく言えば、お客様に店舗までお越しいただかなくても、ホストとのコミュニケーションを楽しんでいただけるオンラインホストシステム……という感じですね。
ホストにお酒を振る舞っていただくこともできますし、ZOOMを使って遠隔で行う点以外は、店舗さながらのサービスを提供しています。
このサービスをリリースしたのは2020年の5月。
新型コロナウイルスが猛威をふるい、店を開けることもままならない時期のことでした。
当時は、このままではホストたちがメシを食べていけなくなる状況がありました。
また、ホストクラブに来ることを楽しみにしていたお客様方も、その楽しみを奪われた状況でした。
そんなとき、「ホストが家にいながらでも提供できるサービスって何だろう?」と考えて作ったのが「ズムホス!」でした。
僕はこの「ズムホス!」について、体験型ビジネスの転換期と捉えて作ったサービス……と当時は伝えていましたが、苦肉の策といえる一面もありました。
そんな「ズムホス!」が、外出自粛の空気が薄れたあとも成長を続け、3年弱経った時期に最高月商を達成できるとは思いもよりませんでした。
ホストクラブの「距離や時間の制約」をズムホス!は壊した
「ズムホス!」を3年弱続けるなかでは、いろいろな発見がありました。
まず、「ホストクラブに行きたいけど、なかなかお店まで足を運べない」というお客様が一定数いることに気づきました。
その理由は人それぞれです。
「遠方に住んでいる」という距離的な制約がある方もいれば、「多忙でお店まで行く時間がない」という時間的な制約がある方もいます。
そういったお客様とホストが繋がる場所を設けられたのは、すごく良いことだったと思います。
また、ネット上でアーティストや著名人がファンとコミュニケーションを取るサービスにはライブ配信がありますが、ライブ配信と「ズムホス!」には決定的な違いがあることにも改めて気づきました。
それは「1対多数」ではなく「1対1」のサービスであるということ。
分かりやすくいえば、対面しているホストの時間を独占できるサービスということです。
その点に関しては、お客様にとっても喜びがあるでしょうし、実際に普段から店舗に来ていただいているお客様からも「ズムホス!」には一定のニーズがあります。
つまり「ズムホス!」は、ホストクラブという我々のビジネスをより良いものにするうえでも、お客様により大きな楽しみを感じてもらううえでも、非常に有用なサービスだったわけです。
だからこそコロナの感染拡大が落ち着いてからも、「ズムホス!」は成長を続けられたのだと思います。
ホストクラブが全国・海外展開すれば、さらに成長が期待できる
そのように地方展開や海外展開が進めば、簡単に店舗に足を運べないお客様はさらに多くなります。
また、今のホストたちはSNSやYou Tubeに積極的に出演しているので、「You Tubeですすきのの『GALLERY』の希空(のあ)君を見て指名してみたくなった」といった方は増え続けています。
そんなときに、「まずはズムホス!から始めてみる」という選択肢がある環境は、お客様にも我々にも非常に良いことだと感じています。
今後も多くの方が必要とするサービスだと感じていますし、NGGが全国区の存在になったときには、さらなる飛躍も期待できると思っています。
今週のピックアップホスト
今週のピックアップホストは『LAGUNA』のマヒトくんです。
ホストを始めてからまだ1年も経たない彼。
お客様からキャリアの長い他のホストと比べられ、不甲斐なさや劣等感を抱くこともありました。
そのときの悔しさから、「ホスト経験が短いなりに今までの人生経験で勝負する」と決め、一人一人のお客様との時間の質を高めることを意識しています。
「誰も歌舞伎町でやっていないことがしたい」と意気込んでおり、次の誕生月に毎日シャンパンタワーをすることが目標。
目標達成のために努力し続ける姿から目が離せません。