どもども。歌舞伎町でホストクラブを運営するNGG(NEW GENERATION GROUP=ニュージェネレーショングループ)オーナーの桑田龍征です。
今回は、「離婚された方をバツと数字で話すのなんやねん」という僕の疑問について書いてみます。
離婚=バツ=人生の失敗という図式のおかしさ
離婚した人を「バツイチ」「バツ2」みたいに言う習慣がありますが、僕は子供の頃から「何で離婚がバツなのか」と疑問に思っていました。
×(バツ)っていうのは、「ダメ」とか「不正解」「失敗」という意味ですよね。
離婚をする人なんて、それこそ今の時代ならそこら中にいます。
離婚をバツと呼んで、離婚の印象を悪くする意味が一体どこにあるんでしょうか。
呼ばれるほうは普通に嫌だし、人生に失敗の烙印を押されているみたいで、非常に納得のいかない話だと思います。
そうやって離婚をバツと呼ぶのは、70歳からのドライバーが車に貼る高齢者マークを「枯れ葉マーク」「落ち葉マーク」と呼ぶのと一緒ですよね。
高齢者マークについては、「枯れ葉って呼び方は失礼だ」という議論から、「もみじマーク」とか「四つ葉マーク」と呼ばれるようになりました。
離婚は相変わらずバツなのはなぜなんでしょうか。
結婚を維持すること=義務という考えへの違和感
離婚=不幸なんて絶対に言い切れないですし、前向きな離婚もあります。
別れることで互いがより幸せな人生を歩む人も多いです。
そして、幸せの形は人それぞれです。
だからこそ、僕は別の呼び方があっていいと思っています。
なお離婚をバツとネガティブな言葉で表すことには、「一度結婚したら簡単に別れられないようにする」という効果があるのかもしれません。
その呼び方が離婚の足かせになり、実際に離婚率が下がっているなら、社会的に良い面もあるとも言えます。
でも、結婚を維持すること=義務みたいな考えは堅苦しいし、離婚したい人にはイヤな話ですよね。
「別に離婚してもいいんだから、フランクに結婚しろよ」とまではいいません。
でも僕は、結婚が「義務で固められたもの」とイメージされるより、もっとワクワクするものとイメージされる世の中であってほしいと思っています。
離婚歴は「1人の赤の他人を幸せにした実績」
「年齢によってパートナーを変えていこう」と考える人も出てきています。
「最初は子育てのために結婚したけど、余生は趣味の合う友達みたいな人と一緒に過ごしたい」なんて考え方もあるわけですね。
僕はそんな生き方も全然アリだと思いますし、結婚の形も、離婚の形も、一つじゃないほうがいいと思います。
だから前向きな熟年離婚なんか全然いいじゃないですか。
離婚歴というのは、1人の赤の他人を幸せにした実績です。
だから僕は離婚の経験も一種の勲章だと思いますし、バツではなく★にしたほうがいいと思っています。