こんばんは。歌舞伎町でホストクラブを運営するNGG(NEW GENERATION GROUP=ニュージェネレーショングループ)オーナーの桑田龍征です。
今回は、アイデアマンばかりが持て囃されがちな世の中に対して、「アイデアを理解してサポートする側も大変だし、そっちの人間もメチャクチャ優秀だぞ」という僕の考えを書いてみます。
アイデアを「思いつくだけ」なら誰でもできる
事業のアイデアを次々と思いつく人や、「これをやろう」「あれをしよう」と、やたらと新しいことを始めようとする人っていますよね。
その発想力は、その人の武器であり、素晴らしい能力です。
でも僕は、「そうしたアイデアを理解してくれる人も、メチャクチャ優秀な人間だ」ということを伝えたいです。
極端な言い方をすると、「アイデアを思いつく人」よりも「そのアイデアを1から10まで理解して、実行をサポートしてくれる人」のほうが、10倍は優秀だと思います。
世の中では、「すごいアイデアで成功した人」が持て囃されます。
そうした成功者のマネをして、斬新なアイデアばかりを次々と出す人もいます。
でもアイデアって、「思いつくだけ」なら誰でもできるんですよ。
アイデアを「思いつくだけ」なら誰でもできる
自分にその能力がないなら、アイデアを理解して助言をしてくれる人、後押しをしてくれる人の存在が必要です。
そして、アイデアを理解して形になるまでサポートしてくれる人は、ただアイデアを出すだけの人よりも、何倍もの経験と実行力がある人です。
アイデアを出しまくる人は、そうした人と出会うと、話を理解してくれる嬉しさから、さらにアイデアを出すようになったりしますが、「出しただけ」で満足するのはやめましょう。
そして、そういう人間と出会ったら、その人が上司だろうと部下だろうと社外の人だろうと、メチャクチャ大切にしましょう。
やはりスゴイのは「続けられる人」
僕もNGGグループでは、自分のアイデアを理解してくれて、サポートしてくれるメンバーに日々助けられています。
福富統括はその筆頭ですし、代表者や幹部にもそういう人間が何人もいます。
「自分はいくらでもアイデアを出せるから、それを形にするサポートをしてほしい」というタイプもいれば、「アイデアが出ないけど、僕を有名にしてください」というタイプもいます。
どっちが偉いとか、どっちが成功するという話ではなく、これはタイプの違いです。
そして、アイデアを出す側でも、もらって実践する側でも大切なのは、「自分はこの組織をこんなふうに変えていきたい」という意志を持って、その実践を日々続けられる人です。
そういう意味では、「アイデアを出す人が偉い」「もらってサポートする人が偉い」とはいえないですが、努力を続けられる人はやっぱり偉いです。
仕事でいちばん大変なのは「続けること」です。
それができる人間が、人の上に立つべき人間だと、僕は思っています。