こんばんは。
歌舞伎町でホストクラブを運営するNGG(NEW GENERATION GROUP=ニュージェネレーショングループ)オーナーの桑田龍征です。
まず、報道されている書類送検の件について、ご迷惑をおかけしている関係各所の皆様、そして令和の虎の視聴者の皆様に、深くお詫びいたします。
あらためて経営者としての行動の軽さ、世間に与える影響への自覚の不足など、全てにおいて慚愧の念に堪えません。
また、このような報道がなされた後は、あたたかい励ましのメッセージも、厳しいお言葉も非常に多くいただきました。
どちらにも本当に感謝しております。
今後ともグループのスタッフ達、令和の虎関係者の皆様、応援してくださる皆様がいてくださる限り、やれることを精一杯やって信用を取り戻して参りたい所存です。
REBORNした桑田龍征をよろしくお願いいたします。
なお、毎週配信しているコラムについては、今週も継続して配信します。
今回は、僕が先今回の失敗を通じて痛感した「0をプラスにするより、マイナスを0にする方が大変」という話について書きます。
失敗を取り戻そうと頑張ると、悪循環に陥る
僕の体感だと、1を2にするより、マイナス1をゼロにするほうが10倍くらい辛いです。
借金の返済過程は、まさにその典型です。
同じ100万円を稼ぐにしても、
・借金に追われた状態から100万円稼ぐ
・普通に生活できる状態から100万円稼ぐ
という2つのパターンでは、前者のほうが心の余裕がない状態なことは想像できるでしょう。
「失敗をしてしまった後で、それを挽回しようと頑張る」というのも、同じように大変です。
たとえば大事な打ち合わせに遅刻してしまったとき、到着してから「どうにか印象を持ち直そう」と頑張るのはキツい作業ですよね。
空回りして、余計に印象が悪くなることもあるでしょう。
そして、その打ち合わせで悪印象が決定的なものとなれば、次回以降で挽回するのも大変です。
人は一度悪いレッテルを貼られてしまうと、「常に重りを背負って歩いているような状態」になるからです。
だからこそ、「人の信用を失うようなことはしない」というのが大切だと強く感じています。
「ダメな人間」のレッテルを覆せないなら、環境を変えても良い
たとえば、特定の部下に対して「コイツは仕事ができないヤツだ」というレッテルを貼る上司がよくいます。
そのレッテルに根拠がない場合でも、上司が持った悪印象を覆すのはメチャクチャしんどいです。
何をどう頑張っても評価を覆えせないなら、部署を移してもらうか、転職をしたほうがいいケースもあるでしょう。
やはり人は、自分を正当に評価してくれる人のもとで働いたほうが幸せになれるし、成長ができるからです。
だからこそ、信頼を失った状態に陥ったときは、「環境を変える」というのも一つの手段です。
マイナスだった評価をゼロに戻して再スタートできるので、気持ちの面でも楽になるでしょう。
もちろん「石の上にも3年」という言葉があるように、同じ環境で努力をつづけることで、自分の評価を変えられる人もいます。
同じ環境で頑張るか。それとも環境を変えて心機一転やり直すか。
どちらがいいかはケースバイケースなので、判断は難しいです。
しかし、「正当に評価してもらえない上にパワハラまで受けている」という状態なら、環境を変えたほうが絶対に良いです。
「信用の貯金」がある人は、一つの失敗じゃ大崩れしない
長い時間をかけて、徐々に回復していく必要があります。
だからこそ汚名返上、名誉挽回というのは大変な作業だと感じています。
その大変な作業を回避するには、先述のように「信頼を失うような行動はしない」というのが一番大切ですが、人はふとした時に思いもよらぬ失敗をしてしまうものでもあります。
だからこそ、一つの失敗では崩れないレベルの信頼を、日々の小さな行動の積み重ねでコツコツ高めておくことも大事になります。
そうした「信頼の貯金」がしっかり貯まっている人なら、一つくらいマズい行動をしても、「あの人がそんなことするわけないよ!」と庇ってくれる人が出てくるでしょう。
その失敗が事実だと分かっても、「あの人なら同じ失敗は繰り返さないはず」と支援を続けてくれる人もいるはずです。
その逆に、信頼の貯金が貯まっていない人が、何かヤバい行動を起こしたら一体どうなるでしょうか。
「いつかアイツはそういうことをすると思ってた」と言う人が出てくるでしょう。
「もうアイツと付き合うのはやめよう」と見限られることもあるでしょう。
だからこそ意識すべきは、「普段からしっかりした行動をとること」です。
日々の積み重ね、大事にしていきます。