どもども、歌舞伎町でホストクラブを展開するNEW GENERATION GROUP(ニュージェネレーショングループ)オーナーの桑田龍征です。
今回は、いま何かの仕事に打ち込んで苦戦している人、自分なりに物凄く頑張っているのに結果が出ていない人にぜひ知ってほしい、「人間の成長曲線」の話について書いてみます。
経験やスキルが揃うと、人は「いきなり急成長」する
人間って、「10時間練習をしたらレベルが10上がる」「5つのことを経験したら5の経験値分のスキルが身につく」みたいな足し算型の成長はしません。
いくら練習をしても、経験を重ねても、一向に成長が実感できないタイミングは絶対にあります。
しかも、その伸び悩みの期間は、自分の想像以上に長く続きます。
そこで「こんなはずじゃない」と、理想と現実のギャップに悩む人は多いでしょうし、「もう無理そうだな」と諦めてしまう人もいるでしょう。
でも、諦めるのは早いかもしれない。
人間は、一定のスキルが揃ったとき、一定の経験値を獲得できたときに、急に爆発的な成長を始めることがあるからです。
RPGで例えるなら、レベルを10まで上げるには物凄く時間がかかったのに、11から20までは一瞬で上がっちゃっう……みたいな感じです。
ホストの仕事を1ヶ月で辞めるのはもったいない
もちろん最初から売れるホストもいますが、何ヶ月か努力を続けた先で、急に売り上げが伸びるホストが実際にいるからです。
でもホストクラブでは、最初の給料をもらった時点で、「思ったほど稼げなかったな」と辞めてしまう人も一定数います。
そして、「あともう少し頑張ったら売れたのに」という時点で辞めてしまう人もいる。
それは非常にもったいないことです。
一方で、大きく売れるところまで頑張ったホストは、その先も一定期間はこの仕事を続けます。
最初に大きく伸び始めるところまで、いかに努力を続けられるか。
やはりそれが成功のカギになります。
一度伸びれば自信もつくし顔つきも変わる。そして、さらに売れる
NGGのMajesty所属の叶聖(とうま)は、2年ほどホストを続けたあとで、安定して大きな結果を出せるようになりました。
叶聖はずっと楽しんで仕事を続けてきたホストだし、お客様にも優しく接する姿勢を貫いてきました。
そしてMajestyのTik Tokが大きくバズったとき、叶聖は「売れてないホストキャラ」で人気を呼ぶようになり、売上も大幅に伸びた。
彼の仕事ぶりはTik Tokが売れる前から素晴らしいものでしたが、Tik Tokがバズったことで、さらに売れるようになったわけです。
Tik Tokがバズったときは、おそらく叶聖には「自分がやってきたことは間違ってなかった」という感覚があったでしょうし、「自分が必要とされている」という嬉しさも感じたでしょう。
そうやって自分に自信がついてくると、やっぱり顔つきも変わってくるし、顔つきが自身に満ちてくると売上も変わってきます。
一度大きく伸びた人間は、そこからさらに成長を続けられるわけです。
「変わった自分」を想像して、ワクワクできることを続ける
やはりホストの仕事をはじめた頃は、「ここで踏ん張れば大きく伸びる」と信じて、努力を継続していました。
筋トレもそうですね。
トレーニングをはじめて数日で人間の体つきはほとんど変わりませんが、2ヶ月、3ヶ月と継続すると、目に見えた変化が実感できるようになります。
そして、一度その実感を得られると、筋トレは長く続けることができます。
バイオリンも同様です。
最初はまともに音も出せませんでしたが、7カ月ほど続けた頃に「やっと上達してきたな」という手応えをつかめるようになりました。
やはり継続することは非常に大切なわけですが、僕は嫌いなことを無理して続ける必要はないと思います。
バイオリンでも筋トレでも、我慢が必要な時期はありましたが、それはイヤイヤ続けていたわけではないし、やってることが嫌いだったわけでもない。
「これを継続して、変わったときの自分を想像するとワクワクするな」と思っていたからこそ、僕は筋トレもバイオリンも続けていました。
仕事でも趣味でも、そうしたモチベーションを持てるものを選ぶのが大切だと思います。
20代は「自分はこれが好き!」と自分を洗脳して頑張ることも必要
何かの仕事で大きな成功をしたいなら、「自分はこの仕事が好きだ!」と自分で自分を洗脳して、つらい時期も努力を継続をすることも必要です。
そこからその仕事を本当に好きになることもありますし、20代はまだ頭が柔軟なので、好き嫌いが大きく変わることもあるからです。
だからこそ、自分の瞬間的な好き嫌いで未来の可能性を潰さず、頑張って何かを続けてみるのは大切です。
僕の場合もホストの仕事はたまたま始めたものでしたが、続けるうちに大好きになっていきました。
最初から大好きだったわけじゃないんです。
何かのきっかけで始めた仕事が楽しいと感じはじめたら、「これも何かの縁だよな」と思ってみましょう。
そして、すぐに結果が出なくても、そのまま努力を継続してみましょう。
あなたの努力の方法が間違っていなければ、急成長のタイミングは近いうちに訪れるはずです。