ホストの花形といえば、キャストでしょう。しかしどの世界でも裏方がいなければ回りません。最初はプレイヤーとして働いていた人が、内勤へ転職しホストクラブにとって欠かせない人材になるケースもたくさんあります。
今回は、あまり知られていない、ホストクラブに勤める内勤がどういった仕事をしているのかを具体的に解説。
キャストから内勤に転向する理由や、できる内勤が持つ要素、内勤が受け持つつけ回しという業務にも触れています。
できる内勤がいる店ほど繁盛する
ホストクラブの屋台骨を支えるのは、キャストだけではありません。実はかなり大きなウエイトを占めるのが内勤の人達。
内勤がてんやわんやで、まともにお店を回せていなければ、如実に売上が下がります。反対に、てきぱき仕事のできる内勤がいるお店は、店内の雰囲気も穏やかで収益も上がりやすくなります。
ホストといえば、キャストにばかり目が行きがちですが、実はできる内勤をしっかり確保できているかがとても重要な要素となります。
【まずはNEW GENERATION GROUPに応募しよう▼】
内勤は具体的にどんな仕事をしている?
一口に内勤といっても、様々な仕事があります。ここでは内勤が主に担当する仕事を紹介していきましょう。
- つけ回し
- 店内掃除
- アルコールの仕入れと管理
- レジ会計
- 売上の清算と給料の管理
内勤業務①「つけ回し」
誰かをストーカーのように、つけ回す仕事ではありません(笑)。
つけ回しとは、キャストの配置を決めたり、指名かぶり(複数の担当女性が同時に来店している状態)の際に、ヘルプをつけて担当が戻ってくるまでの、つなぎを決めるなど簡単ではない業務。
文系よりも理系の頭脳が求められ、担当がどれくらいの時間テーブルに着くかなども、しっかりインプットしていなければいけません。
内勤ビギナーが、いきなりつけ回しを任されることはありません。業界のルールをしっかり理解して、熟練した段階でつけ回しを任されることが多いでしょう。幹部がつけ回しを担当するお店もあります。
かぶり客は「エースになるのは私の方!」とばかりに、火花を散らすことも少なくないため、できるだけ対立せずに双方が満足いくようなプランを練らなければなりません。
このようにホストクラブには、たくさんの火種が存在するため、それを未然に理解してチュドーンと大爆発しないよう、先手先手を打つ細やかさが備わっていなければ、内勤は務まりません。
優秀な内勤は、トラブルが起こらないよう事前に根回ししたり、揉める原因を解決するなど水面下で動ける人なのです。
内勤業務②「店内掃除」
ホストクラブは、夜の世界の夢の国。ディズニーランドにゴミが落ちているだけで、世界観が台無しになるのと同じでホストクラブも常に清潔な状態を保っていなければなりません。
ホストクラブの掃除は、新人キャストと内勤の業務。清掃タイムは「売れっ子ホストになるぞ!」と夢見る人とコミュニケーションを深めるチャンスでもあります。
「売れると掃除なしで、遅い時間に出勤できるようになるんだぞ」と伝えて、新人キャストのモチベーションを上げるのも内勤の業務といえるでしょう。
内勤業務③「アルコールの仕入れ・管理」
バリエーション豊かなアルコールを揃えておくのも内勤の仕事。女性客が「このお酒飲みたい!」といって、もしお店になければ一大事。
常に備えておく必要があります。缶類からブランデーやシャンパンにいたるまで、どれくらいお店に備蓄があるのかを把握しておかなければなりません。
在庫管理、発注などが内勤に任されます。
内勤業務④「レジ会計」
レジの会計も内勤の大切な仕事。来店したお客さんがチェックをした際、どれだけのお金を使ったのか計算してお会計をテーブルに持っていきます。
もし会計ミスでもしようものなら、顧客やキャストからの信頼を失いかねません。ミスなくしっかりと確認することが大事になるでしょう。現金払いの方が多いものの、中にはクレジットカードを使って支払うお客さんもいます。
内勤業務⑤「売上の精算・給料の管理」
ホストクラブでは、毎日のように大きなお金が動きます。それを計算、管理するのも内勤の役目。お金を扱うのは限られた人のみ。会計を任される内勤は、それだけ信頼されているという証拠でもあります。
ホストは毎日売上で競い合うため、その日最も売上の多かったキャストは誰かを、その日の最後に発表します。ホストは刹那主義なタイプも少なくなく、瞬間瞬間の快楽で生きているキャストがたくさんいます。
結果を残せれば残せるほど「もっと頑張るぞ!」となるため、短いスパンでの競争というのはホストという職種の人間に合っていることを内勤も理解しておかなければなりません。
「どのホストが今どれだけ稼げているのか?」という給与面の情報をインプットもすることで、より内勤としてお店に貢献しやすくなります。
できる内勤は〇〇の能力が高い
できる内勤は
- 正確に仕事をする能力
- 空気を読む能力
- 他者へ配慮する能力
が高い傾向にあります。
裏を返せば、いい加減な仕事しかできないKYな人間は内勤に不向きといえます。
「ホストクラブの内勤がしっかりできる人は、昼職に転向しても適応可能」といわれることもあります。どれかひとつの能力が突出しているよりも、いくつかの能力をバランスよく有している方が内勤の適性は高いといえるでしょう。
内勤に求められる能力について、各々解説していきましょう。
【まずはNEW GENERATION GROUPに応募しよう▼】
正確に仕事をする能力
雑に仕事をするのは、どのような業務であってもNGなのはもちろんですが、とりわけ正確性が要求されるのが内勤お仕事。
お店が混み出すと、内勤は次々にさばいていかなければなりません。もちろん営業前の時間にもすることは、てんこもり。
仕事に追われてパニックになるようでは、内勤適性は低いでしょう。頭をフル回転させて冷静に「どうすれば最も効率化をはかれるか?」を考えられる人は、内勤に向いています。優秀な内勤ほど地頭が良いのです。
空気を読む能力
「あそこのテーブル、ちょっと雰囲気がおかしいな……」「あのホストとあのホストは冷戦状態かも!?」など、一部を見て全体像を把握したり、奥底を察する力が内勤には求められます。
ホストは個性が強く、常に競争に晒されている業界。店舗によっては、ホスト同士が対立して不穏な空気になることだってあるのです。
相性が悪いホストをヘルプでつけようものなら、担当ホストはむっとしますし、それを我慢したとしても、毛穴からネガティブ感情が漏れ出てしまい、来店した女性が「なんかこのテーブル楽しくない…」と、悪影響が及びかねません。
近江商人の三方よしとは、「買い手よし、売り手よし、世間よし」。
つまり満足の方向性が複数必要というわけですが、ホストクラブの内勤も、これに近いものがあります。テーブルひとつにしても、担当ホスト、ヘルプホスト、お客さんの女性の全員が良い思いをできるように気配りするのが内勤なのです。
もちろんいきなり完璧にできる人はいないものの、ある程度、その場の空気を読む力や雰囲気を感じる能力があるに越したことないでしょう。
他者へ配慮する能力
ホストクラブは実に多種多様な人達が、やってくる場所。例えば、テンション低めの女性客が来店した際に、オラオラタイプのホストを配置するのは良くありません。あとからお店側に「あんなホストをつけないでよ!」とクレームが入る可能性もゼロとはいえないのです。
また内勤は、ホストのコンディションにも目を向けなければいけません。毎日アルコールを飲み続けてグロッキーなホストであれば、多少緩めのシフトを組んであげる配慮もいるでしょう。
依怙贔屓はダメですが、やはり内勤だって情緒豊かな人間です。「このホストは不器用だけど、毎日必死に頑張ってるから応援してやりたい!」という気持ちになるもの。
売れっ子だけを優遇するのではなく、未来の売れっ子ホストを育てる采配も時に必要です。このように内勤はシングルタスクではなく、マルチタスクな人であればあるほど重宝されます。
ホストの内勤は固定給なので安心
キャストは一部の売れっ子ホストと、あまり稼げていないホストに二分される傾向にあります。
ホスト業務は、言ってみればホストクラブが個人事業主に場所を提供している形態。キャストは完全実力主義といっても過言ではありません。歩合給ですので、担当する女性が少なければ収益は低いままでしょう。
一方、内勤は固定給のためキャストよりも収入が安定しています。キャストは乱高下が激しく、一度1,000万円プレイヤーになれたとしても、それを継続できるのは一握り。
燃え尽き症候群のバーンアウト状態になり、急にモチベーションが上がらなくなるキャストもいます。
内勤であれば、最初から固定で最低でも15万円以上の給与はありますし(もっと高い給与からスタートのところもあります)、どんどんステップアップすることも可能です。
内勤は下戸でも全く問題なし!
キャストはお酒が飲めた方がいいでしょう。もちろん帝王ROLANDのように、お酒を飲まずしてトップホストまで駆け上がる人がいるのも事実。
ただしあのようなブランディングは、誰にでもできるわけではないため、女性客と一緒にお酒を飲めた方が売上をアップさせやすいのは確実です。
内勤の場合は、自分自身がお酒の相手をするわけではないので、一滴も飲めない下戸であっても何ら問題ありません。
キャストとして業界に入ったものの「お酒を毎日飲むのが辛い…」という理由で、内勤転向を決意する人もいます。
時にキャストを煽って競争心を刺激するのも内勤の業務
成功するホストほど野心家で負けず嫌い。この性質をしっかりと頭に入れている内勤は、ホストの競争心をあえて煽るのも仕事のうち。
「今、〇〇が調子よくて、今月ナンバー入り確実らしいよ」「このまま行くと、今月トップだろうな」などと何気ない日常会話の中に、負けず嫌いなメンタルを刺激する言葉を散りばめるのです。
売れるホストほど「俺よりイケてるホストはこの世にいない」という気持ちが強いもの。競争心に火をつけることで、キャスト側もやる気になりますし、ライバルと切磋琢磨することがお店の売上を上げることにもつながるのです。
【まずはNEW GENERATION GROUPに応募しよう▼】
内勤にスポットを当てたNGG
時代とともに担当している業務への価値観は変化していきます。NGGはそれまで裏方業であった、内勤業務へ「さらにやりがいを持って働いてほしい!」とスポットを当てました。
それまでのホスト業界では、内勤に対する扱いは決して良いものではありませんでした。多くのホストは野心家で自己顕示欲もかなり強め。トップホストになればなるほど「この店の屋台骨は俺だ!」という意識が強くなります。
しかしカリスマホストを揃えたとしても、優秀な内勤がいなければお店は回っていきません。できる内勤はスーパーマンといっても過言ではないでしょう。
NGGでは、内勤から仕事をスタートさせた人が年収2,500万円以上を手にすることも可能。
内勤
↓↓
サブマネージャー
↓↓
マネージャー
↓↓
副店長
↓↓
店長・代表
とステップアップを目指すこともできます。
またNGGは、ホストクラブ以外にも
- バー、飲食事業部
- ワイン商社事業部
- 学習塾事業部
- コンサル事業部
- 不動産事業部
などがあります。
ホストクラブからキャリアを始め、そこで習得したノウハウを別の事業部に活用することもできるでしょう。
- 売上
- 在籍年数
- 客数
- やり抜く力
- 誠実さ、正直さ
上記の合計点によって評価され、3ヵ月ごと、目標設定、中間面談、評価のサイクルを繰り返すわかりやすいシステムのため、目標設定が明確になります。
どのような結果を残せば、次のステップへ進めるかが不明なお店で内勤をすると、もやもやばかり溜まっていくもの。給与面も含めて「こうすればさらなる報酬を得られる!」ということが明確なお店で勤務した方が、モチベーションアップが見込めます。
昔と違い、ホストクラブの世界は曖昧模糊としたグレーゾーンの多い価値観を脱却しつつあるのも確か。
もしあなたがキャリアアップを望める環境で内勤として働きたいのなら、「どんな成果を出せば昇格できるのか?」「何をすれば給与が増えるのか?」が明瞭になっているお店の方がいいのは間違いありません。
内勤はやりがい抜群の仕事!高い報酬も見込める
内勤のリアルな実情について詳細に解説しました。
内勤募集に応募するだけでなく、キャストからの内勤へ転向するケースが少なくないのは、「ホストクラブがどういう業界でどんなしきたりがあるのか?」を理解しているため、なじみやすいからなのでしょう。
内勤はただの裏方ではなく、ホストクラブの根幹を支えている重要な業務。内勤業務ができるようになれば、あなたの給料もどんどんアップ!
興味を持たれた方は、まず気軽に応募してみましょう。