青山礼満「ホストの輪郭」業界用語・枝
参考サイト:https://qetic.jp/column/aoyamareman/aoyamareman-210318/391504/
スマッパグループのCLUB OPUSTの代表を務める下北出身のおしゃれボーイ青山礼満さん。
彼が『Qetic(けてぃっく)』で不定期連載しているコラム『ホストの輪郭』が、2021年3月23日に更新されました。
親愛なる後輩に向けて綴った恋文の内容を紹介します。
手塚マキ率いるSmappa!Groupはホスト間の絆が強い?
手塚マキさんほど、ホストクラブの在り方に疑問を呈し続けてきた人は歌舞伎町でいないかもしれません。
指名料金、場内指名料金、テーブルチャージなど、かなり料金体系が複雑なホストクラブのシステムを、もっとシンプルにしようと努めたことも。その結果、「お客様は料金体系の可視化よりも、複雑な今の料金システムの方が曖昧さをポジティブに捉える楽しみ方ができていた!」と、新たな気づきを得たこともあった手塚さん。
とにかく既存のものをそのまま良いとはせず、改善できそうなところがあれば積極的に改善していくのが手塚さんの姿勢。
総体的に生育環境に恵まれず、個人主義者が多いホストの世界で生きるキャストに時に拳を振るい親代わりになったのも手塚さんでした。
紆余曲折を経て、手塚さんが作ったSmappa!Group(スマッパグループ)にはかけがえのない人材が増えてきました。
その筆頭格ともいえるのが、今回、紹介する青山礼満さん。
ラブレターと聞けば、異性に対して送る古風なイメージを持つ人も少なくないのではないでしょうか?
今回、青山さんが親愛の情を訴えた相手は、同じCLUB OPUSTで働く後輩のキャストに対してでした。
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最初は冴えない印象だった後輩
2017年頃に、青山さんはホストとしての実績を積み立てられるようになってきました。彼が後々まで、かわいがることになる後輩が入ってきたタイミングと、青山さんの仕事が軌道に乗ってきた時期は重なります。
その後輩の第一印象は垢抜けず人見知りで、どこかオドオドとしているといった感じ。
18歳で歌舞伎町に足を運んで、堂々としていられる人の方が少ないかもしれません。
まだ成人していない後輩の年齢を考慮して「(緊張するのも)無理もないと思う」というのが青山さんの印象でした。
いつの間にやら馬の合う関係に
青山さんと後輩は、いつの間にかとても仲良くなったそうです。青山さんによると「いつからよく遊ぶようになったとか全く覚えてない」とのこと。
文面から察するに、ふたりの距離が縮まるまで、それほど時間を要さなかった感じもします。
ホストはお店が終わってからも、贔屓にしてくれている姫とアフターへ出かけたりするもの。
青山さんの担当している姫とのアフターに、後輩もよく一緒に来たのだとか。
そのアフターの場で、彼の持っていた先天的な才能が遺憾なく発揮されます。
持前の人柄は誰も真似できない
青山さんが後輩のコミュニケーション方法を見て、感心したのは人と自然に寄り添える長所。
特別な技術を使って巧みに人の懐へ入るのが得意な人がたくさんいます。しかし青山さんの後輩は、意図せずにそれができているため、そこに凄さがあるのです。
オラオラした性格の人間も少なくないホストの世界。しかし飾らない性格である後輩は、どちらかというと控えめで出すぎることもありません。それもあり、いつの間にかたくさんの人の信頼を得ていました。
青山さん曰く「これってすごい才能」とのこと。確かに人柄を含めたことになると、技術で再現は不可能ですから、真似しようがありません。
天性の愛されキャラだと、いっても過言ではないはずです。
ホストの世界は瞬発力が必須!苦戦する後輩君…
ホストがどのようにして来店した女性の心を掴むかといえば、初回接客の際のアピールです。
初回来店の女性に対し、どの店も約10名ほどのホストが挨拶にやってきて、トークを繰り広げます。
ホストの世界は、永久指名制度が確立していますので、初回で指名されたホストは関係が終わるまでずっと担当であり続けることになります。
人見知りだからといって、もじもじはにかんでいては、あっという間に持ち時間は終了……。
青山さんの後輩は、例えるなら短距離走よりも長距離走が得意なタイプ。初回来店の女性へのアピールには、かなり苦戦したようです。
家族を大切にする後輩がつけていたブレスレット
ある日、後輩があまりおしゃれとは言い難いブレスレットをつけて来たことがあったそうです。
気が置けない関係の仲間たちは「何そのダサいブレスレット(笑)」と彼をイジりました。
どれだけからかわれてもブレスレットを外さないことを、妙に思った青山さんは、「ねえ、それ、どこで買ったの?」と聞いてみることに。
すると「妹が作ったんです」と、照れながら説明した彼。
それを知った青山さんは「なんて家族思いな奴!」と感動し、後輩への味方が変わったといいます。
時間はかかったが№1になった後輩と「枝」という業界用語
最初は歌舞伎町になじんでいなかった後輩でしたが、ゆっくりと自己アピールの方法も身につけていき、気がつけば№1に輝くところまで成長しました。
青山さんは「初回(来店のお客様には)瞬発力が大切になるが、枝のお客様には信頼が大切」と説きます。
枝とは聞きなれない言葉かもしれませんが、立派な業界用語。
幹とは、既に決まった担当ホストがおり、友達をホストクラブに連れてくる女性のこと。幹に該当する友達が連れてくる女性が枝と称されています。
青山さんの後輩は、枝と呼ばれる女性を紹介してもらうことが多く、そこでしっかりと関係を築いていきました。
枝の女性に、紹介されるホストは幹からも同僚からも「紹介して問題ない人間」というお墨付きをもらっています。つまり普段の言動などがかなり大事。コツコツと関係性を築けていないと、紹介してもらえるチャンスは巡ってきません。
源氏名は〇太郎
ずっと名前を伏せられており、あまりに青山さんが気持ちを赤裸々に綴るので、筆者は「もしかしたら、この後輩のホストは、すでにお店を去っているのでは!?」と根拠のない邪推が浮かびました。
しかし、そうではありません。彼は今も在籍し、青山さんと一緒に楽しく働いています。
最後に後輩の名前が明かされました。彼の名前は桃太郎。実家から歌舞伎町へ向かう途中に、なんとなくつけられた名前だそうです。
青山さんは「ヒーローになりたかったのだろう」と推測。
人生で初めて少年が大人へと成長していく様を目の当たりにした青山さん。桃太郎さんに対する青山さんの思い入れは一際強く、今ではすっかり弟のような存在となりました。
人生で初めて書いたラブレターの相手が、桃太郎さんだったと明かす青山さん。
最後に、青山さんが記した印象深い言葉を引用して締めましょう。
伝えたい想いが強すぎてまとまらないのがラブレター。愛なんてそんなもんだ。
ホストやオンラインサロンにハマる19歳美人の実態を探偵が明かす
参考サイト:https://serai.jp/living/1020601
サライ.jpに連載されている女性探偵である山村佳子さんの連載。
今回は、山村さんが取材したホストやオンラインサロンなど、とにかく依存してしまう女性に対する内容を紹介。
容姿が端麗にもかかわらず彼女は、なぜ生きづらさを感じ依存的な生き方を続けてしまうのかについても触れます。
女探偵・山村佳子とは?
山村佳子さんは、夫婦カウンセラーや探偵など幅広く活動する女性。
大学在学中に憧れのあった探偵のアルバイトをスタート。その後は、電子部品メーカーや化粧品メーカーで働いた後、5年間の探偵修業期間を経て、2013年リッツ横浜探偵社を設立しました。
テレビな他のメディアへの出演歴もあります。
これまでに解決した夫婦問題や恋愛トラブルの数は3,000件以上。
依頼してきた人の心に寄り添う姿勢は、高い評価を受けています。
一週間以上、連絡がとれない娘を調べてほしい…という依頼が
今回、山村さんの元に舞い込んだ依頼は、「一週間以上、連絡がとれない19歳の娘を調べてほしい」というもの。
依頼主は九州で会社経営をしている女性でした。
山村さんの調査で、依頼主の娘は歌舞伎町のホストと交際していたことが発覚。
早速、ホストにコンタクトをとってみると「オンラインサロンにはまって歌舞伎町には来ていない」という返事が。
依頼主の娘とかつて付き合っていた経験があるホストは「あの子はヤバい。ハマったら一直線……」と気になる発言をしました。
オンラインサロンにハマりパパ活にまで手を出した娘
依頼主の娘は、ホストと付き合いかなり貢いだ後、歌舞伎町を離れ、今度は高額の物販で成り立つセミナーにハマッていたことが判明しました。
元カレのホストの発言を抜粋すると「彼女の自己肯定感はかなり低め。特別になりたくないといいながら特別になりたい人」とのこと。
ホストクラブや高額のオンラインサロンにハマる人達の中には、一定数、異常なほどの承認欲求を持ち肯定されることが何よりのご褒美に感じる、愛情飢餓状態の人間が存在します。
まさに依頼者の娘は、上記に該当するでしょう。
4時間に渡って開催される異常な熱気を帯びたセミナーは、近年流行りの「あなたの中にいる傷ついたままのインナーチャイルドを癒しましょう」という内容を含んでいました。
セミナー後に販売される高額の商品を購入するために、持前の洗練された容姿を武器に、せっせとパパ活に励む依頼者の娘。
山村さんから真相を聞かされた依頼者は、東京に飛んできて娘と話し合うことに。
3時間に渡る親子会議の結果、依頼者の娘は地元の九州に帰り、実家で暮らすことになったのです。
美人は不幸になる説の信憑性
容姿に恵まれていた依頼者の娘は、美人すぎるゆえ周囲の嫉妬に苦しんだり、ストーカーに遭遇するなど、たくさん傷ついてきました。
ホストやAV男優、占い師など人間のダークサイトに深く関わるこおが多い仕事をしてきた人は口を揃えて「美人は利用されやすい」「美人は幸せになりづらい」と言います。
依頼主の娘は、地元に帰り今ではすっかり元気を取り戻したとのこと。
この先、承認欲求を利用して搾取する人と上手く距離をとり、彼女が心底安らげたり、ワクワクできたり、幸せを感じられる生活を手に入れられることを願います。