ついにROLANDと林修先生が夢の対談を実現!
参考サイト:https://taishu.jp/articles/-/91607?page=1
林先生こと林修さんと、帝王ROLAND(ローランド)といえば、どちらもトークで勝負する売れっ子芸能人。
この度、この二大巨頭のおふたりが興味深い対談を行いました。早速、どのような内容だったのかをお伝えしていきましょう。
『林先生の初耳学!』で夢の対談が実現
『林先生の初耳学!』といえば、楽しく学べて勉強になるという理由から高い人気を誇る番組。
2021年1月10日に放送されたこちらの番組で、ついにROLANDと林先生の対談が実現しました。企画の名前は『初出しインタビュアー林修』。
ROLANDは記念すべき第一回目のゲストとして呼ばれたのでした。林先生が帝王を初回ゲストとして選んだ理由は「自分に合った成功の形をつかんでいる優秀なビジネスマン」だったというのですから、着眼点からしてかなりユニーク。
ホストの世界に飛び込む人の多くは、変り者であったり、型破りな人間であることが珍しくありません。つまり百人百様の正解がある業界でもあります。
前から色々な質問をぶつけたいと考えていた林先生は、トリッキーで個性的な生き方を続けているROLANDに対してある質問をぶつけました。
早速、披露された名言に感服?
ROLANDに対して「良い大学に入って、普通に社会に出てっていうルートについてはどう思います?」と尋ねた林先生。
これに対する帝王の答えが「大学は空港みたいなもの」というもの。ここだけ聞いてもピンとこない人が多数なのではないでしょうか?
もう少し深堀していくと、空港に行く際、必ず誰もが行先を理解しています。「この飛行機が到着する場所を、自分は全く知らない」なんて人は、恐らくいないでしょう。
つまりROLANDは、「こういう仕事がしたい」「こういう進路を歩みたい」としっかり目標が定まっている状態で大学にいくのであればOKというスタンス。
しかし日本の大学は、「とりあえず目標や目的がまだ決まっていたいので、大学でも入りますか……」といった緩い姿勢で入学する人が少なくありません。
そういった状況に対してROLANDは「やっぱり疑問を感じる」と、率直に述べました。
彼は自分の気持ちをストレートに表現することで、ここまで成り上がった人物。
違和感を覚えることに対しても、しっかりと物申すのが帝王たるゆえんです。
大学を中退した経歴を持つROLAND
実は帝京高校を卒業した後、大学へ進んだROLAND。しかし、通い続ける必要性がわからず中退することを決意。そのあと、飛び込んだホストの世界では最初、辛酸をなめる形にはなったものの、帝王スタイルを確立してからの絶好調ぶりは周知の事実。
当時のROLANDも進路は決まっておらず、「大学に行けば何とかなるかもしれない」といった甘い考えを持っていたこと否定しませんでした。
帝王の大きな目標は〇〇の経営をすること
ROLANDが青春の全てをサッカーにつぎ込んだのは有名な話。帝京高校のサッカー部にいたわけですから、一般的に見てサッカーが下手なわけはないものの、プロは甘くありませんでした。上には上がおり、サッカーで飯を食うという夢を途中であきらめざるをえなかったのです。
ただし、そのままで終わらないのがROLAND。ホストプレイヤーを引退し実業家として成功した彼の夢は、再びサッカー界に向きつつあります。
ROLANDの、一生涯を費やしてでも叶えたい夢は、自身の経営するサッカーチームがチャンピオンリーグに出場すること。
選手としてサッカーで成功することは難しかった半面、オーナーとしてならまだまだ関与できると思ったのでしょう。
お金だけ持っていてサッカーを知らないオーナーよりも、かつて自身もサッカーをしていた経験を持つオーナーの方が選手の気持ちを理解できると感じるのは、きっと私だけではないでしょう。
「クラブを経営するってことはやってみたい」と言ってから「やりますね」と言い直した帝王。
彼よりも有言実行な男は、そうそういません。帝王の夢が結実した暁には、大きな希望を日本中の人々に抱かせることになるでしょう。早くその日が訪れることを願ったやみません。
歌舞伎町の風雲児、手塚マキが仕掛けるホスト万葉集巻の二!
参考サイト:https://getnavi.jp/book/567390/
2020年7月に発売された『ホスト万葉集 嘘の夢 嘘の関係 嘘の酒 こんな源氏名サヨナライツカ』は、ホストが短歌を詠むという風変わりな試みが話題を集め、早々と重版がかかるなど注目されたのは、まだ記憶に新しいところ。
2021年1月下旬時点で、Amazonのレビュー50個以上を獲得しており、そのほとんどが高い評価。短歌を愛好する層以外の取り込みに成功したのがレビューから伺えます。
2020年歌舞伎町の主役だった人といっても過言ではない手塚マキさんは、「歌舞伎町から様々な文化を発信していきたい!」という強い思いを持つ元ホスト。
ホスト万葉集が一過性のブームでは終わらないために、早くも2020年12月に次なる仕掛けをしました。それこそが『ホスト万葉集 巻の二 コロナかもだから会わない好きだから コロナ時代の愛なんてクソ』。
ホスト万葉集の第2弾が、どのようなものかを解説していきましょう。
ホストが短歌に目覚めたら?
『ホスト万葉集 巻の二 コロナかもだから会わない好きだから コロナ時代の愛なんてクソ』が発売されたのは2020年12月18日。
一度収束するかに思えた新型コロナウイルスが、再度勢いを取り戻したのが2020年の冬でした。
コロナ禍で水商売ほど目の敵にされた業種も少ないでしょう。
ホスト万葉集の第2弾のタイトルに「コロナ時代の愛なんてクソ」という、withコロナ時代ならではの歌を含めたのは、この短歌が何より時勢を表現していたからなのかもしれません。
トータルで375ある短歌から、タイトルに抜擢された首を詠んだホストも誇らしいのではないでしょうか。
なぜホストは魅力あふれる歌を詠めるのか?
ホストほど言葉をつきつめる職業って実は稀有。
言葉の使い方を大きく2つに分けると「会話で使う言葉」「文章を記す際に使う言葉」となります。
ホストが姫相手に使う言葉というのはもちろん話し言葉。いかに相手の「これ言ってほしい!」を察知して、タイミングよく言語化できるかによって、ホストとしての収益が大きく変わります。
売れっ子ホストほど、たくさんの姫を担当していますし、それだけ言葉の引き出しのバリエーションにも富んでいるもの。
同じ姫であっても、心身のコンディションいかんによっては、かける言葉も変わるでしょう。ホストは瞬間瞬間で試されるところがあり、その分、言葉のセンスが必然に磨かれるというわけなのです。
帝王ROLAND(ローランド)が、名言を連発し、テレビ番組に出て売れっ子タレントの階段を瞬く間に駆け上がれたのも、持前のワードセンスもさることながら、トップホストとして言葉を研磨し続けたからなのでしょう。
負けず嫌いのホストの心を、巧みに着火する手塚マキ
ある程度のチームプレーが求められる面があるものの、多くのホストは個人主義かつ快楽主義。「これは楽しい!」と思えることなら、時間を忘れて没頭するものの「は?なんで俺がこんなことやんなきゃならないわけ!?」と思えば、一切興味を示しません。
売れるホストの頭は、悪いわけはありません。その回転は速く、ウィットに富んでおりクレバーな人しか成功できない業界であるのは、疑いようもない事実。しかしそれはあくまで実地で求められる地頭の良さ。現に勉学にいそしんだ経験が少ないホスト大勢存在します。
そんなホストに短歌を詠ませるということ自体、ライオンに無理やり草を食わせるような行為。かなり難易度が高いのは言わずもがな。
しかしホストを上手に誘える人間がいないわけではありません。歌舞伎町には、あの手塚マキが存在したのです。
手塚マキさんは自身が元ホストだっただけでなく、ホストクラブの経営者であり続ける男。すなわちホストを常に身近な存在として見てきた分、独特の生態を知り尽くしているのです。
ホストは常日頃から競争にさらされる環境です。ナンバー入りという、売上のみで決まる序列があり、自分が誰と比べて収益を上げられており、誰よりも負けているのかなどがわかりやすくなるもの。
手塚マキさんは、俵万智さんといった著名な歌人を招聘し、定期的にホスト達が短歌を詠める環境を作りました。
他者の評価に極めて敏感なホストは、短歌を作り続けていくうちに「あいつに負けたくない」「もっと良い短歌を作って評価されたい!」と考えるようになりました。
「ホストは負けず嫌い」という習性を熟知している手塚マキさんならではの企みといえそうですね。
スマッパグループの流石翼はチクッと皮肉を込めた歌を詠んだ
最後にスマッパグループのAPiTS(アピッツ)に勤務している流石翼の読んだ短歌を紹介しましょう。
「ギラギラと偏見の視線浴びながら 俺はホストでキラキラするよ」
いかがですか?
「このホスト、知性もあるな!」と感じさせてくれる首。ギラギラとキラキラというオノマトペで韻を踏むという憎い芸当をさらっとやってのけました。
水商売に注がれる容赦のない偏見を受容しつつ、やっぱり自分はホストで煌めき輝いてやるという決意や矜持が読み取れます。
第二弾で終わらずにホスト万葉集の第三弾、第四弾とどんどん続いていってほしいですね。
2020年11月25日には、単著である『新宿・歌舞伎町 人はなぜ<夜の街>を求めるのか』を出版し、こちらも高い評価を得るにいたった手塚マキさん。
クレバーで世の中の動きをいち早く察知することに長けた彼は、また我々があっと驚くようなことを企図してくれるに違いありません。