【小説】ホスト歌舞伎町物語②「大阪から歌舞伎町へ移動する素晴らしき阿呆」
「ああ、金があったらな~」 井上竜光(たつみ)は助手席のシートで伸びをしながら、ひとり悔いていた。 「金があったら、こんなむさくるしいおっさん相手にヒッチハイクせんで良かったんや……」 「兄ちゃん、聞いてるか?」 「は、はい!」 「ほんでな。本番NGの店やねんけど、わし必死に『させてください。させてください!』って、おでこを床にこすりつけて頼み込んだんや。その甲斐あって、本番させてくれたんやけどな … 続きを読む 【小説】ホスト歌舞伎町物語②「大阪から歌舞伎町へ移動する素晴らしき阿呆」
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