ホストの「担当」とは何なのかご存知ですか?歌舞伎町などのホストの看板を見ていると「金より担当」など気になるキャッチコピーもあります。ですがホストに縁がない人からすればそもそも担当という言葉自体を知らない人も多いのではないでしょうか。
今回はそんなホストの担当についてご紹介していきます。
担当とは指名したホストのこと
担当はそのまま、そのホストクラブで指名したホストが担当するから担当となります。しかし、なぜ「担当」という名前が定着したのでしょうか?
担当は女性ファンの間で隠語として使われていた
はっきりとした起源が明記された資料はありませんが、一説ではアイドルグループのメンバーの中でお気に入りのメンバーを「私の担当」という意味で使われていたそうです。嵐でいうと、5人メンバーの中で一番のお気に入りが「大野くん」だった場合「私は大野くんの担当」という言い方をします
今でも男性アイドルのファン界隈では、ファンの中で担当という言葉が使われており、ホストが使いだしたというよりも女性が使い始めたものを、ホストクラブでも使うようになったのではないかと考えられます。
担当になるためには?
ホストクラブでは基本的に永久指名制を採用しています。なので、同じホストクラブ内では、すでに担当になっている女性から指名を受けることもできませんし、連絡をすることも禁じられています。
では、新人の場合はどうすればいいかといえば、新規客の中から担当を指名してもらうしかありません。
通常、ホストクラブでは新規客に対し、複数のホストが10分~15分ほど席に着き、それを繰り返します。そして新規客は帰る際に送り指名と言われる特定のホストを選び、通常はそれで指名が決定します。
つまり、ホストは10分少々の間にお客様にこの人がいいと思わせなければならないのです。
担当になるためのテクニックとは?
ホストは担当のお客様を獲得できなければ大きく売れることはできません。
しかし、多くのホストがここで躓いてしまうのもまた事実です。
では、担当になれるホストとなれないホストにはどのような違いがあるのか、彼らはどのようなテクニックを使っているのかご紹介します。
常に女性を楽しませることを意識する
ホストは女性を楽しませてこそなんぼの世界です。結局、一番好印象を残したほうが女性の印象に残りやすいので、まずはその女性を楽しませることを決意することで、それが女性にも伝わります。
不快にならないように気を付けることも同じです。少しの兆候も見逃さないように短い時間女性をよく観察して、何が喜ぶのか考えに考えることが必要です。
女性の手を煩わせない
煙草・酒などホストクラブの仕事ができることは、必要最低限です。特にホストクラブに行き慣れている女性はそのあたりも重視しています。大幅なプラスにはならないかもしれませんが、できなければマイナスになってしまう要素です。
オーバーリアクションを意識する
表情筋がピクリとも動かず、話もできない人と接していて楽しい人はマレです。「少しオーバーリアクション気味かも?」と自分で思ってしまうくらい身振り手振りを活用し、テンション高く接することも大切です。
新規の場合は、特に時間が限られているので、何か一つでも印象を残せるかどうかが勝負の分かれ目になります。
もちろん、クールに接客するほうが良いなど設定したホストのカラーもあるので絶対ではありませんが、そういったこだわりがない場合は、意識して損はありません。
担当になれるのはタイミングもある
人と人なので、合う合わないは絶対にあります。
しかし、少しでも確率を上げるために努力をすることは必要です。
なぜか担当になれない、どう担当になれるかが分からないという方はまずはシンプルにホストの仕事とは何かについて考えてみるのも良いのではないでしょうか。
また、そうした基礎能力が磨ける教育体制がしっかりしたNGGのようなホストクラブを探しましょう。